江口蒲鉾について
江口蒲鉾のこだわり
九州の福岡県南部、朝市で有名な「柳川市の中島」で、石臼練りのかまぼこや天ぷら(本州の方には「揚げ天」とお伝えしたらよろしいでしょうか)を製造販売しています。
小さな蒲鉾屋ですが、『本当に美味しい蒲鉾』を召し上がっていただくため、創業当時より一貫して全ての商品を「石臼練り」で作ってきました。
かまぼこを作る秘訣は昔から「一に買い出し、二に臼、三に釜」といいます。
良い原料魚の確保はもちろんですが、練り上げる技がかまぼこの良し悪しを決めると言えます。
蒲鉾のよしあしを決めるのは、よい原料魚の確保はもちろんのこと、「練り」が大変重要なのです。
『練る』を探究していくと、昔ながらの石臼練りこそが、かまぼこのきめ細やかな舌ざわり(しなやかさ)、弾力のある歯ごたえ(ぷりぷり感)、うまみがしっかりとあるかまぼこを作るには最高のものだと断言できます。
石臼練りは時間と手間がかかり過ぎて大量生産には不向きですが、創業当時より一貫してすべての商品を石臼練りで作ってきました。
「江口蒲鉾は美味しい」と皆様に喜んでいただけることが何よりの喜びです。ぜひ、お試しください。
伝統の製法をかたくなに だからこそ石臼練りにこだわります。

まだ暗い早朝3時より石臼が動き始めます。
厳選された魚は、ゆっくり丁寧に石臼ですり潰されます。
時間とともにいろんな変化を見せます。美味しいすり身になる大切な時間です。
練り上げる温度、塩を打つタイミングは魚の種類や季節によって変化します。
石臼は石の表面がザラザラとしていて、ゆっくりと魚の繊維を壊さずに擦ることができますのできめ細やかな蒲鉾をつくるのに適しています。また石臼の回転は温度の変化が少ないのも特徴で魚本来の旨みを壊しませんので少量の塩加減でも美味しい蒲鉾が出来上がります。
魚は生ものですからひと臼ごとに練り方が違います。その日の天候や材料の配分をみながら回す石臼。手のかかる子どものようです。
職人の長年の経験と勘が粘り気が強くて透明感とつやのある理想のすり身を練り上げます。
石臼で練り上げたすり身はコシが強くてみずみずしく、味の吸収も良い。
しなやかさとコシを併せ持つかまぼこ。
デンプンも使わず、塩も少量、調味料も少量で魚の味が生きています。
もちろん保存料、甘味料、化学調味料は使っていません。
令和元年第71回全国蒲鉾品評会「農林水産大臣賞」を受賞。
江口蒲鉾の石臼練り白グチ蒲鉾が全国蒲鉾品評会において「農林水産大臣賞」をいただきました。
石臼練りにこだわった私たち江口蒲鉾の蒲鉾づくり。今後も昔ながらの伝統の技、味を守りながら歯ごたえと上品ななめらかさを探求してまいりたいと思います。
中島の朝市から美味しい蒲鉾や天ぷらをお届けします。
